ロボット床下収納【ENNOSHITA 350】

ロボット床下収納【ENNOSHITA 350】

家を小さく。収納を大きく。
「受け取る・運ぶ・しまう」を自動化するENNOSHITA 350


フィジカルAIで、住宅の収納設計を変える。

収納を増やすために、家を大きくするのではなく、床下を活用して住宅をコンパクトにする。

ENNOSHITA350は、住宅の床下を物流空間として活用し、荷物の運搬・収納を自動化するロボット床下収納です。
基礎高350mmの床下空間を活用することで、住宅の床面積を増やすことなく、収納力を高めます。

さらに、住宅の外から荷物を受け取る仕組みと組み合わせることで、日々の買い物や宅配の荷物を自動で受け取り、床下へ収納する未来を目指しています。 ENNOSHITA350は、フィジカルAIを活用する「フィジカルスマートホーム™」の第1弾デバイスです。

基礎高350mmの床下が、自動倉庫になる。

住宅の床下は、広さがあっても高さが限られているため、人が出入りして利用する収納には使いにくいケースが多くなっています。
ENNOSHITA350は、荷物の出し入れをロボットに任せることで、床下を収納として活用します。

人が荷物を運んで収納するのではなく、ロボットが床下を移動し、荷物を運び、収納する。

これまで居住スペースに確保していた収納を床下へ移すことで、必要な収納量を確保しながら、住宅をコンパクトに設計できる可能性が生まれます。
収納のために家を大きくするのではなく、床下を活用して、家を小さくする。 それが、ENNOSHITA350の考え方です。

置き配を、住宅内の自動受け取りへ。

宅配便やネット通販の普及により、置き配は身近な受け取り方法になりました。

一方、従来の置き配では、荷物を置くスペースの確保や、防犯、雨濡れへの対策が必要です。受け取り容量を増やすには、大型の宅配ボックスを設置したり、複数のボックスを用意したりする必要もあります。

ENNOSHITA350は、市販規格のサッシを活用した専用の受け取り口から荷物を受け取り、ロボットが床下へ運んで収納する仕組みを目指しています。

床下空間を荷物の保管場所として活用することで、宅配ボックスの容量に縛られない受け取りが可能になります。荷物を受け取るために在宅する必要がなく、届いた荷物を玄関や居室に取り込む必要もありません。

また、宅配ボックスを置く必要がなくなれば、玄関まわりのデザインへの影響も抑えられるほか、設置スペース自体も削減できるため、住宅をよりコンパクトに設計する選択肢が生まれます。

住宅そのものが、荷物を受け取り保管する。

置き配を、玄関先での荷物の受け渡しから、住宅内での自動受け取りへ。

床下の収納容量を活かし、荷物の受け取りを支える新しい仕組み。それが、ENNOSHITA350が実現を目指す「無限置き配」です。

※「無限置き配」は、床下空間を活用して受け取り容量を拡張する考え方を示す表現です。実際の収納量や受け取り条件は、住宅の仕様などによって異なります。

限られた床下空間を、ロボットで活かす。

ENNOSHITA350は、住宅の基礎高350mmを前提としたロボット床下収納です。
大規模な床下空間を新たに設けるのではなく、一般的な住宅の床下空間を活用することを目指しています。

その鍵となるのが、特許出願済みの「コの字」形状のロボットです。

ロボット本体の高さを抑えながら、荷物を搭載するための空間を確保する独自の構造により、限られた床下空間でも、できるだけ大きな荷物を運搬できる設計としています。

ロボット技術の進歩を、住宅の収納へ。

物流倉庫などで活用される搬送ロボットや、家庭用ロボット掃除機の普及により、小型ロボットの技術や関連部品は進歩してきました。
ENNOSHITA350は、こうした技術の進歩を住宅の床下収納に応用し、現実的な価格でのシステム実現を目指しています。

特殊な住宅や大規模な設備に頼るのではなく、一般的な住宅の床下空間を活用する。それが、ENNOSHITA350の技術的なアプローチです。

重い荷物だからこそ、床下へ。備蓄・管理を自動化。

大きな土鍋やパスタ鍋、来客用の食器、備蓄水や日用品。かさばるものや、使用頻度の低いものを床下に収納できれば、居住空間をより有効に使えます。
ENNOSHITA350では、2Lペットボトル飲料6本入りの箱(約15kg)を収納の最小単位とし、床下1坪相当に最大64箱を収納できる設計を想定しています。

先入れ先出しを、住宅の備蓄にも。

ENNOSHITA350は、荷物の受け取り・収納に加え、必要なものを取り出すことや在庫管理まで、自動化を目指しています。例えば、備蓄品を先に収納したものから順に取り出せるようになれば、食品や飲料などの入れ替えや期限管理の負担を減らせます。

日用品や備蓄品を床下で管理し、必要なときに室内へ。収納場所としてだけでなく、日々の暮らしを支えるストック管理の仕組みとして、床下空間の活用を広げます。

気密性・断熱性に配慮した、荷物の受け取り口。

住宅の外から荷物を受け取るためには、ロボットの仕組みだけでなく、住宅の気密性や断熱性にも配慮する必要があります。
ENNOSHITA350では、住宅性能への影響を考慮しながら、荷物を自動で受け取る仕組みの実現を目指しています。

市販サッシを活用した方式から、専用品の開発へ。

第1段階:市販サッシを活用
当面は、市販の規格サッシに電動開閉機構を後付けする方式で対応します。現時点で対応住宅を建築する場合は、この方式を採用します。

第2段階:専用サッシの製品化を目指す
将来的には、気密性・断熱性・耐久性や電動開閉機構との適合性を考慮した専用サッシの製品化を目指します。

サッシメーカーとの連携を通じて、住宅の自動荷物受け取りに対応する新たな製品カテゴリーの創出を目指します。

床下環境を365日モニタリングし、湿度対策を具体化。

床下を収納空間として活用するためには、収納物だけでなく、床下の温度や湿度などの環境にも配慮する必要があります。

ENNOSHITA350では、初期実証において、収納用のボックスである「パケット」に小型センサーを取り付け、床下の温度・湿度・位置情報を365日間収集する計画です。
実測データを分析し、必要に応じて局所排気ファンなどを導入することで、実際の床下環境に応じた湿度対策を検討します。

住宅ごとの環境を把握し、データに基づいて対策を具体化する。長期的な利用を見据え、床下収納の実用性を高めていきます。

収納設備の追加ではなく、住宅設計そのものの変化へ。

ENNOSHITA350は、これまで十分に活用されてこなかった床下空間を物流拠点として利用することで、住宅の収納設計を変えるデバイスです。

ロボットの実装が進めば、収納のために居室や収納スペースを広げるという従来の考え方が変わり、新築住宅のコスト設計や間取り、設備の配置にも新たな選択肢が生まれると考えられます。

1. コスト設計を見直す。

収納を確保するために、住宅の床面積を増やす。あるいは、収納設備を追加する。ENNOSHITA350は、こうした従来の選択肢に、床下空間を活用するという新たな選択肢を加えます。
居室や収納スペースの面積を抑えながら必要な収納量を確保できれば、住宅全体の面積やコスト配分を見直せます。

収納を増やすために家を大きくするのではなく、床下を活用して家を小さくする。住宅のコストパフォーマンスを高める、新たな設計手法です。

2. 高基礎を、収納量を増やす選択肢に。

ENNOSHITA350とロボット小屋裏収納「AOTENJO」は、共通の収納用ボックス「パケット」を用います。

ENNOSHITA350でも、パケットを積み重ねることで床下の収納量を増やす仕様が考えられます。例えば、2段の収納を想定した場合、必要な基礎高は700mmとなります。

これまで高基礎は、降雪地や傾斜地など、地域や敷地の条件に応じて採用されてきました。床下収納の自動化によって、温暖な平地でも、収納量を増やす目的で高基礎を採用するという選択肢が生まれます。

さらに、高基礎の価値は収納量の拡大だけではありません。水害への備えや住宅の外観・設計上の特徴など、複数の観点から高基礎を検討するきっかけにもなります。

収納量を増やす。水害への備えを強化する。さらに、住宅の特徴につなげる。
高基礎を、ビルダーが自社の個性を生み出す設計要素としても活かす可能性が広がります。

3. 間取りと暮らし方を変える。

住宅内の物流が自動化されると、収納の配置だけでなく、キッチンや玄関の位置関係にも変化が生まれます。

例えば、開封済みの調味料や海苔など、日常的に使うものはキッチンの近くに置き、開封前の食品や日用品は床下にストックする。必要に応じて床下から取り出す運用ができれば、パントリーのあり方も見直せます。

パスタ鍋や土鍋、ミキサー、ケーキ作りの道具など、使用頻度は低くても暮らしを豊かにする道具も、収納スペースの制約を受けにくくなります。

また、通販などで購入した重量物を床下で受け取り、保管・管理できれば、玄関からキッチンまでの距離に対する考え方も変わります。収納や荷物の運搬にとらわれず、採光や眺望、家族の動線などを優先したキッチン配置も検討できます。

収納のためにキッチンを広げるのではなく、床下を活用することで、同じ空間に新しい可能性を加える。
ENNOSHITA350は、収納量だけでなく、住宅の間取りと暮らし方を考える視点も変えます。

4. 将来の住宅価値を考える、新たな視点。

将来、ENNOSHITA350に対応した住宅と、非対応の住宅では、中古住宅としての評価に差が生じる可能性があります。

その要素は、収納量だけではありません。住宅が荷物を受け取り、保管できるという、物流環境への対応力も考えられます。

通販の利用拡大や物流分野の人手不足など、住宅を取り巻く環境が変化するなかで、住宅そのものが荷物を受け取り、保管できる仕組みは、暮らしを支える新たな機能となり得ます。

ENNOSHITA350への対応が中古住宅市場でどの程度評価されるかは、現時点ではわかりません。 しかし、収納力と物流環境への対応力を備えることは、将来の住宅価値を考えるうえで、新たな評価要素となる可能性があります。

新築住宅の設計段階から、ENNOSHITA350対応へ。

ENNOSHITA350の導入には、ロボットが安全かつ効率的に移動・収納できる床下空間の設計が必要です。

項目主な要件
対象空間住宅の床下
基礎高350mmを想定
床下空間ロボットが移動・収納できる空間を確保
基礎形式ベタ基礎または防湿コンクリートを想定
断熱方式基礎断熱に対応。床断熱は対応工法を用意
電源ロボットの稼働に必要な電源を確保
荷物の受け取り専用受け取り口などの設置を想定
住宅への導入新築を中心に、住宅側の条件を確認

※上記は住宅側の主な要件です。具体的な対応可否は、基礎形状、床下の構造、断熱方式、設備配管などを踏まえて確認します。

ロボット床下収納ENNOSHITA 350対応住宅をつくるには。

ENNOSHITA350対応住宅の設計・建築を始めるには、住宅デバイス共創機構の会員(認定パートナー)として、所定の手続きを行う必要があります。これからの住宅に、ロボットが使う空間を。
住宅デバイス共創機構では、AOTENJOの先行実装に向けて、対応住宅の設計・建築に取り組む住宅事業者を募集しています。

  1. 住宅デバイス共創機構の会員(認定パートナー)になる
  2. 所定の講習を受講する
  3. 設計段階で、自社が事業者認定を行う

会員ビルダーは、自社で認定を行い、認定費用を独自に設定できます。認定に伴う機構への支払いはありません。

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