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ドローンポート

ドローンポートに荷物が届いた様子

ドローンポートは、将来のドローン宅配サービスに対応するための住宅デバイスです。
屋根の上で受け取った荷物を、受け取りやすい高さまで自動で移動させるため、利便性と安全性が向上します。

ロボット床下収納と組み合わせると、複数の荷物受け取りや、床下への自動収納も可能になります。

ドローンから引き渡された荷物がドローンポートエレベーターによって居住ペースまで下りる流れを表した図

仕組み

このドローンポートは、空から届く荷物を受け取るための専用エレベーターです。
対応する荷物の最大寸法はW320mm×D260mm×H200mm、重さは最大5kg。
一般的な例として、4人家族向けのフードデリバリーを想定したサイズ設計になっています。

2025年現在、ドローン配送サービスは全国各地で実証・展開が進んでいます。
ドローンが荷物を届ける手法は、着陸しての置き配、ウインチによる吊り下げ、パラシュート投下など、様々な方法が検討されており、現時点では、住宅への荷物の受け渡し方法も多くの可能性が残されています。そのため、住宅側の「荷物の受け取り方」は柔軟な対応が求められます。

「空から届く荷物」を住宅にスムーズに取り込むための基本設計として、ドローンポートエレベーター用の“プレガイドライン”の策定を進めています。
このガイドラインに沿って設計される住宅では、次のような準備を行います。

開口部の確保

室内から荷物を受け取るための位置に、窓を設置します。
これにより、将来的にエレベーターを実装する際、外壁に新たな穴あけ工事を行う必要がありません。

上げ下げ窓の位置まで荷物が下りて来るようす
窓から荷物を受け取る様子

外壁まわりの空間設計

ドローンポートエレベーターは、建物の上部から、荷物の受け取り位置までを昇降します。
隣地境界や塀、庭木など、移設が難しいものとの距離を考慮し、エレベーター設置に必要なスペース(最大外寸:W720mm×D540mm)を確保します。

ドローンポートエレベーターの実装イメージ図(平屋)

導入メリット

  • ドローンによる無人宅配への対応
  • 複数荷物の受け取り対応

導入デメリット

  • 荷物の引き込み口設置に伴う設計の複雑化
  • エレベーター設置に伴う庭面積の減少
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